★Music Video★
1月にシングル「キミノコエガ…。」をリリースし、今乗りに乗っている2.5次元型ツインヴォーカルユニット、The Super Ballが、その勢いのまま畳み掛けるかのように待望の1stアルバム『スパボ! スパボ! スパボ!』をリリースした。『不機嫌なモノノケ庵』オープニングテーマとなったデビューシングル「トモダチメートル」、『エルドライブ【ēlDLIVE】』エンディングテーマの2ndシングル「キミノコエガ…。」、ハシグチカナデリヤとのコラボシングルで『ナンバカ』オープニングテーマ「Rin! Rin! Hi! Hi!」のスパボver.という話題のアニメタイアップソングを全て網羅。卒業ソングの新定番となりそうな「明日、君の涙が止む頃には」を始め、包み込むようなソフトな歌声の佐々木陽吾と、透き通るようなハイトーンボイスの吉田理幹が織り成すハートフルなハーモニー、一度聴いたら忘れらないメロディ、そのThe Super Ballの魅力がいっぱいに詰まった1枚に仕上がっている。ということで、先日お伝えした通り「キミノコエガ…。」に続き今作も当コーナーで大特集。今回はメール・インタビューをお届けします。レコーディングや楽曲制作のエピソード、そして4月に開催されるワンマンライブツアーについても意気込みを語ってくれました。
──1stアルバム『スパボ! スパボ! スパボ!』は、耳に残るメロディとハートフルなハーモニーの“The Super Ball”の魅力がギュッと詰まった1枚に仕上がりました。今作は、いつ頃から制作をスタートされたのでしょうか?制作にあたって、特にこだわったのは、どのようなところですか?
佐々木陽吾(Gt. & Vo/以下、佐々木):制作を始めたのは、活動と同時?ということになりますかね(笑)。
このアルバムのコンセプトでもある活動三年間のベストを作るという意味でもそうなりますね!こだわりは曲調の大きな変化とそれを際立たせる曲順です。「ここでこれ来るかーー!」とファンのみんなは思ってくれるだろうし、初めて曲を知るみんなも「こんな曲あるんだ!」「イメージと違う!」って思ってくれるはずです!
吉田理幹(Pf. & Vo/以下、吉田):本格的にアルバムの制作を始めたのは去年の夏頃です。僕たちは結成してもう3年以上経つのですが、2人で共同生活をしながら作ってきた曲は100曲以上あります。この3年で作ってきたもののベスト盤を作るんだという、そんなコンセプトで完成させました。その中で、スパボにはこんな曲もあるんだと思ってもらえるように、楽曲の幅広さを感じてもらえるよう、意識して選曲をしました。
──今作のレコーディングはいかがでしたか?
佐々木:このアルバムに入らなかった曲も含めてレコーディングしたので、かなりの曲数を歌いました。そのことで、気持ちや体調のコンディションの整え方について、すごく学ぶことができました。ハモりパートや歌い分けの細かい部分まで理幹と協力しながら進めていったので、さらにシンパシーが強まったかなと思いますね!
吉田:限られた期間でたくさんのレコーディングをするという経験が初めてで、声の調整にすごく苦労しました。疲れが溜まってきて全然声が出ず、帰らせてもらうという日があったんです。そのときは朝早くから準備してくれているスタッフさん、エンジニアさんに対する申し訳なさ、自分に対する悔しさで、涙を抑えることができませんでした。ただそのくらい少しも妥協せずにレコーディングに取り組めた自負があります。
──ちなみに、収録曲の中でハーモニーが難しかった曲はありますか?
佐々木:リード曲でもある、「明日、君の涙が止む頃には」が1番ハーモニーが難しい曲でしたね。
メロディ的にあの吉田理幹をもってしても難しそうでしたので、そこに全力で下のハモりを合わせていきましたね。呼吸から、微妙なビブラートまでぴったりになるまで何回も歌い直しました!
吉田:リード曲の「明日、君の涙が止む頃には」です。この曲は2声ないと成り立たないと言っても過言ではないほど、ハモリありきの曲だと思っています。少し難しいのですが、ばっちりハモれるととても気持ち良いのでたくさんの方に歌ってもらいたい一曲です。
──それでは、収録曲についてお聞きします。「ミライキャッチャー」は、「未来を今 捕まえよう!」という歌い出しからグッと惹きつけられますが、1曲目にされた理由をお聞かせいただけますか?
佐々木:アルバムの一曲目は絶対に2人の声から入ろう!というこだわりがあって、「SKY」という説も一瞬あったのですが、やはりこれからまだまだ叶えたい夢がありすぎるので、その意気込みも込めて、「ミライキャッチャー」にしました。2人の夢への想い、ここまであった辛いことや、親や友人にいろんな意見を言われたことなどが詰まった歌詞なので、一曲目からしっかり聞いて欲しいです!
吉田:まさに決意表明です。初のフルアルバムの一曲目、2人の声から始まりたいというこだわりがありました。さらにこれから2人でいろんな未来をつかまえる、そんな想いがこもったこの曲はどうしても1曲目に置きたいと思いました。
──2曲目の「明日、君の涙がやむ頃には」は卒業ソングですが、いつ頃、どのように曲作りをされたのでしょうか?出せなかった手紙や「強がり笑顔の写真」などの具体的な描写は実際の出来事でしょうか?
佐々木:この曲の作詞に関しては、かなり実体験と照らし合わせて書きました。卒業アルバムを見返したり、実際の卒業式の写真をひっぱり出してから書きました。実際に少し寂しそうだけれども笑顔で撮られてる写真が多かったです。皆さんにも同じ写真があると思います。強がり笑顔の写真、印をつけられなかったカレンダー、もう開かなくて済む教科書、卒業生みんなが経験することを念頭に置いて言葉を選んで行きました。
吉田:応援してくれる人が増えていく中で、誰かの人生の節目となるような曲を作りたいと思ったんです。そこで路上ライブをしていたときからずっと大切にしていた一曲をあえて卒業ソングに作り直したのがこの「明日、君の涙が止む頃には」です。
──初回限定盤のDVDには、「明日、君の涙がやむ頃には」のミュージックビデオが収録されていますが、どのような作品に仕上がりましたか?また、撮影はいかがでしたか?
佐々木:MVは廃校になった実際の校舎で、高校生のキャストの皆さんと撮りました。「楽しい思い出はいつまでも大切に残るんだよ!この場所で過ごした一瞬一瞬が輝いていたんだよ!」という気持ちを強調したくて、主人公の子はカメラが趣味という設定で行きました。MVに出てくる写真達を見ると自分でも涙が出てきます。最後の二人の別れのシーンでは、理幹が実際の現場でガンガン泣いていましたね。
吉田:実際の女子高生の女優さん、男子高生の俳優さんに演じてもらったストーリー仕立てになっているのですが、その演技をみて、僕は涙が止まりませんでした(笑)。そのあとに自分のリップシンクがあってメイクもしてもらっていたのに、顔がぐちゃぐちゃになるほど涙がこぼれてしまい、迷惑をかけました(笑)。そのくらい心にグッとくるMVになっていると思います。
──8曲目の「トモダチメートル」は、友達以上に踏み出せずに葛藤する歌詞がとても切ないです。あらためて、メジャーデビューシングルに決まったキッカケ、理由をお聞かせいただけますか?
佐々木:「トモダチメートル」は路上ライブからずっと大切に歌っていた曲が元になっていて、アニメ主題歌のお話をいただいて、歌詞を書き直した作品になっています。人間関係の距離感を現した曲になっていて、恋人、友人、同僚等が経験する距離や、僕ら2人の三年間で縮まっていった距離なんかも歌詞の題材にしています。僕らにとってもファンのみんなにとっても大切な曲が元になった曲でメジャーデビューできて、今では本当によかったなと思っています。
吉田:この曲は僕たちのライブ定番曲であった「ワッペン」という曲がもとになっています。そしてアニメのタイアップのお話を頂き、歌詞を書き換えてできたものです。そのアニメの主人公2人の男の子たちの関係性を恋愛に置き換えて作ったのですが、友達以上恋人未満、そんな距離感を表現しています。やはりもともと自分たちのライブの定番だった曲がデビューシングルになるというのは本当に嬉しいことでした。
──10曲目の「夢人島へGO!!」は疾走感溢れるナンバーです。「無人島」をもじったタイトルが素敵ですが、どのように発想されたのでしょうか?
佐々木:学生時代に恋人と過ごす時間が楽しすぎて、「本当に時間止まらないかなー」って考えたんですよ。でも時間は止められないから、「それなら学校も仕事もない無人島に行けばいいのかなー」って考えていたんですよね。そんな気持ちをそのまんま歌詞にして、メロディをのせました。まぁでもこんな夢のような話は実際には難しいよなぁ…と思ってタイトルは「夢人島」という言葉を使いました。
──好きな人から秘密を打ち明けられる「秘密」も切なさ全開で、歌詞のストーリーは「トモダチメートル」から繋がるような印象も受けました。「秘密」はいつ頃作られたのでしょうか?また、冒頭とエンディングにスクラッチノイズが入っているのは、何か理由がありますか?
佐々木:「秘密」ができたのは2年ほど前だったと思います。
女の子がもっている、他人に抱く恋心の秘密。男の子がもっているその女の子に抱く恋心の秘密。その三角関係が発覚する瞬間を現した歌詞になっています。間違いなく切ない…歌詞を書きながら自分でも泣きそうになってました…。スクラッチノイズはあえて消さないでください!!!だってカッコいいじゃん!で通しましたね(笑)。
吉田:この曲はスパボにとって珍しい一曲といえると思います。ライブでスパイスになるような曲が作りたいと思って、2年前くらいに完成させました。とにかく「切ない片想い」このテーマを最初に頭に置いてメロディ、歌詞を作っていきました。この曲の編曲はより切なさを表現できる音にすごくこだわって、いろんなものを試した結果、スクラッチノイズを採用しました。
──そして、今作のリリース後は、4月1日よりワンマンライブツアー、The Super Ball LIVE TOUR 2017 『スパボ!スパボ!スパボ!』が開催されます。このツアーに向けての抱負をお聞かせいただけますでしょうか?
佐々木:昨年の8月に行った赤坂BLITZでのワンマンとは、かなり違った顔を見せようと思っております。本来スパボがもっている、歌うの楽しいし、みんなでこうして集まれるのって楽しすぎる!!みたいな雰囲気満載のライブにしたいと思ってます。楽しむための仕掛けや新曲を日々考えておりますので、楽しみにしまくってください!!!
吉田:メジャーデビュー後初のワンマンツアーなので、とにかく気合いが入っています。明るく楽しく、嫌なことや辛いことが全部吹っ飛んでいってしまうような、そんなライブにしたいと思っています。みんなで声を合わせたり、手を振ったり、飛んだり跳ねたり、一体感という部分にこだわってライブ作りをしたいと考えています。
ジャケット写真は、【初回限定盤 CD+DVD】盤です。
スパボ! スパボ! スパボ!
1. ミライキャッチャー
2. 明日、君の涙が止む頃には
3. SKY
4. キミノコエガ・・・。
5. tell me why
6. RUN
7. おいで
8. トモダチメートル
9. シアワセ
10. 夢人島へGO!!
11. 秘密
12. ココロのブランケット
13. Rin! Rin! Hi! Hi! -スパボver.
〈初回限定盤DVD〉
01.明日、君の涙が止む頃には(Music Clip)
02.明日、君の涙が止む頃には(Yogo solo edit)
03.明日、君の涙が止む頃には(Riki solo edit)
【CD情報】
[初回限定盤 CD+DVD]
アルバム
発売:2017.02.15
TKCA-74441
徳間ジャパンコミュニケーションズ
\3,500(税抜)
CD購入
[通常盤 CD]
アルバム
発売:2017.02.15
TKCA-74442
徳間ジャパンコミュニケーションズ
\2,500(税抜)
CD購入
キミノコエガ…。
1. キミノコエガ…。
2. おいで
03.キミノコエガ…。-instrumental-
04.おいで -instrumental-
〈初回限定盤DVD〉
01.キミノコエガ…。(MUSIC VIDEO)
02.キミノコエガ…。(MAKING VIDEO)
※1st ALBUM『スパボ! スパボ! スパボ!』と2nd Single「キミノコエガ…。」のW購入者応募特典あり!詳細はThe Super BallオフィシャルHP(https://supabo.com/contents/78001)をご確認ください。
【CD情報】
[初回限定盤 CD+DVD]
シングル
発売:2017.01.18
TKCA-74431
徳間ジャパンコミュニケーションズ
\1,389(税抜)
CD購入
[通常盤 CD]
シングル
発売:2017.01.18
TKCA-74432
徳間ジャパンコミュニケーションズ
\1,111(税抜)
CD購入
オフィシャルサイトはコチラ!
■The Super Ballの歌詞をもっと見る
■PC版 The Super Ball インタビュー
LIVE
The Super Ball LIVE TOUR 2017 『スパボ!スパボ!スパボ!』
The Super Ball
≪ツアー前夜祭≫
■3月30日(木) 【東京】渋谷Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
・1回目 開場13:30 / 開演14:00
・2回目 開場17:30 / 開演18:00
<問合せ> KMミュージック:045-201-9999
【チケット料金】全席指定:3,780円(税込)
※未就学児入場不可
※入場時、別途ドリンク代必要。
※開場/開演時間は変更になる可能性があります。
≪本公演≫
■4月1日(土) 【愛知】ell.FITS ALL 開場16:30 / 開演17:00
<問合せ> サンデーフォークプロモーション:052-932-1151
■4月2日(日) 【大阪】DROP 開場16:30 / 開演17:00
<問合せ> キョードーインフョメーション:0570-200-888
■4月16日(日) 【東京】赤坂BLITZ 開場16:00 / 開演17:00
<問合せ> KMミュージック:045-201-9999
【チケット料金】スタンディング:4,320円(税込)
【注意事項】
※未就学児入場不可
※入場時、別途ドリンク代必要。
※整理番号順入場。
※開場/開演時間は変更になる可能性があります。
※最新のライブ情報は徳間ジャパン(http://www.tkma.co.jp/jpop_top/supabo.html)またはThe Super BallオフィシャルHP(https://supabo.com/)をご覧ください
プロフィール
2011年に某レコード会社のオーディションで出逢い、2013年にThe Super Ballを結成。青森県出身の佐々木陽吾(ささきようご)と神奈川県出身の吉田理幹(よしだりき)によるツインヴォーカルユニット。略称“スパボ”。佐々木陽吾は日本テレビ系「歌唱王」の準決勝進出(2014年6月&12月OA)、吉田理幹はTBS系の番組内で行われた某オーディションのファイナリストに選出(2014年)等々ソロとしての評価を受けつつも、The Super Ballとして都内のライブハウスや路上ライブ活動を2015年から本格化。カバー曲を歌った動画をEWBで毎日アップし始めて以降、ファンが急増し要注目の新人として知られることになる。2015年12月の渋谷Duoのワンマンライブにはメジャーレーベルが集結。数社による争奪戦が行われ、徳間ジャパンとの専属契約が決定。2016年7月20日にTVアニメ「不機嫌なモノノケ庵」主題歌となったデビューシングル「トモダチメートル」をリリース。リリース後の僅か1ヶ月後には赤坂BLITZでのワンマンライブを成功させる。同年10月20日に“ハシグチカナデリア hugs The Super Ball”のコラボ名義でTVアニメ「ナンバカ」の主題歌を務めたコラボシングル「Rin! Rin! Hi! Hi!」をリリースした。