flumpoolがニューシングル「Answer」をリリース。TBS系木曜ドラマ9“レジェンド〜5人の研修医”主題歌としてもオンエア中。理想の医療を求め奮闘する5人の研修医を描くドラマのイメージにもピッタリ。希望と勇気が沸き上がってくる胸に迫るナンバーだ。
3月から9月にかけて行われた、全国42ヶ所52公演に及ぶ全国ツアー“5th tour 「Because...I am」”を通じて生まれたというこの1曲。ツアーの中からいったいどんな“Answer”が導き出されたのだろうか。そして、気なる今後は…? メンバー4人からのビデオメッセージ&インタビュー。必見&必聴です!!
約半年に渡るツアーを通して、バンドとしてのひとつの理想が見つかった。そこから生まれた曲が、この「Answer」。
──まずは、タイトル曲「Answer」についてお聞かせください。ズバリ、ひとことで言うとどんな曲?
山村隆太(以下、山村):今年3月から約半年間回っていたツアー“Because... I am”を通し、バンドとしてのひとつの理想が見つかりました。それは多くの人を救えずとも、本当の意味で一人の人を音楽で救えるようになること。その想いを込めた曲がこの「Answer」です。聴いてくれた人が、日常の中でくじけそうになる時も、自分の胸にある答えを求め続けていけるように作った曲です。
小倉誠司(以下、小倉):“Because... I am”というツアーを回る中で、“I am”の続きは何なのかと、答えを探し続けている中で生まれた、僕らの一つの答えが出てきた時に作った楽曲です。
──作詞は山村さん、作曲は阪井さんですが、曲と詞はどちらが先?
阪井一生(以下、阪井):曲先行です。
──楽曲作りの発想はどんなところから? アレンジなど特に意識した点は?
阪井:意志の強いスケール感のある楽曲を作りたくて作曲していった曲です。アップテンポだけど抑揚があって、ドラマチックな展開にしたいと思って作りました。ストリングスとバンドサウンドを共存させることで展開のあるアレンジになったと思います。
尼川元気(以下、尼川):各パートが、主張し合いながらも一つの楽曲になっていて、すごくライブを感じさせる曲になっていると思います。
この曲を聴く人ひとりひとり、持つ想いに一つとして同じものはないということを感じてほしいです。
──歌詞を書かれる際に、特に意識した点は?
山村:どれだけ努力しても、日常生活の悩み、問題は尽きない。けれど目前の困難を解決するその答えは、他の誰でもない一人一人が持っている。その答えを思い出す音楽でありたいと思いました。♪“君のために生きていたい”と 心はまだ疼いてる〜という1行は、自分の中でも特にこだわったフレーズです。
──「Answer」は、TBS系木曜ドラマ9“レジデント〜5人の研修医”主題歌としてもオンエア中ですが?
山村:医師を目指す研修医として直面する壁を前にしても、それでも過去に経験した医療の素晴らしさを胸に、人を救うため孤軍奮闘していく主人公が求め続ける答え。僕らはそれを音楽で伝えていきたいです。
──演奏に関しては、みなさんそれぞれ特にこだわった点、ここを聴いてほしい!という所はありますか?
阪井:ツアー中にレコーディングしただけにリフ、音色と攻めています。結構音を重ねてるんですが、一つ一つが重要な役割をしてます。特にAメロ後半は凝って作りました。
尼川:ベースフレーズは全体としてアグレッシブな感じになっていると思います。個人的には、2番Aメロのドラムときめているところが気持ちいいです。
小倉:全体は勿論ですが、2サビ明けのストリングスとドラムとの絡みは叩いてても、聴いていても気持ちが良いです。その分苦労もしましたが。
──「Answer」を通して、リスナーにどのような想いを伝えたいですか?
山村:胸の中には、日々の悲しみや苦しみなど様々な感情があります。その中でも、夢や恋など消しても消せない自分の伝えたい想い。この曲を聴く人ひとりひとり、持つ想いに一つとして同じものはないということを感じてほしいです。
小倉:なかなか自分に自信を持つというのは難しいかもしれませんが、日常や進路や何かに悩んでいる人達、勿論そうでない人も、少しでも自分に自信を持ってくれたらなと思います。
「君をつれて」は、朝の爽快感、期待感を音楽にしました!
──c/w「君をつれて」について、お聞かせください。フジテレビ系土曜朝の情報番組“めざまじどようび”のテーマソング(2012年4〜9月)としてもお馴染みですが?
阪井:この曲も、曲先行だったのですが、“めざましどようび”のテーマ曲として、自然と耳に入ってくるキャッチーさ、何かウキウキする予感を曲として出せたらなと思い作っていきました。
尼川:浮遊感のある、爽快ポップソングです。
──歌詞の発想は、どんなところから?
山村:休日の朝、カーテンから漏れる光を見ると感じる、根拠のない爽快感や期待感を音楽にしました。知らない街や知らない店、新しい景色を今から見つけにいこうという気持ちを込めました。
──演奏に関しては、いかがですか?
阪井:自分が目立つというよりいかにボーカルを立たせるかを意識したギターですね。歌と歌の間を埋めるようなイメージはありました。
尼川:「Answer」とは対象的に、淡々と刻みました。浮遊感のある打ち込みサウンドを下から捕まえるベースです。
小倉:全体的に軽やかなビートになりました。歩きながら聴いていると自然とスキップしたくなるようなビートに仕上がったので、そのリズムを聴いて欲しいです。
12月12日に、2年ぶりのアルバム『experience』をリリース!!来年1月には、横浜アリーナ・大阪城ホール スペシャス4Daysライヴ決定!!
──今回のシングルには、「Because... I am」をはじめ、ツアーのライヴ音源も収録されていますが、こうした構成になさったのは、どんなお考えからですか?
山村:ツアーを通じて、たくさんの場所でたくさんの皆さんと出会い、ひとつひとつのライブで得た、お客さんとの“ライブ”という一期一会の空間を、どうにか形にして届けることは出来ないかと考えたからです。
──また、初回盤の特典DVDでは、“ふらよん”第2弾として、サファリパークへ行かれたそうですが、ロケ時の印象深いエピソードなどあれば、お聞かせください。
阪井:ライオンの前でギターかき鳴らして歌ってたら、本気で吠えられました。
小倉:初めて、ライオンや虎などを至近距離で見ることができ、ご飯をあげられたりしたのは個人的にかなり楽しかったです。なんせ動物大好きなんで。
──リリース後のご予定は?
山村:12月12日に2年ぶりのアルバム『experience』をリリースします。そして、このアルバムを引っさげて、来年1月に、横浜アリーナ・大阪城ホールにて、スペシャル4Daysライブを開催します。
僕らの2年間の経験が詰まったアルバム。そしてそのアルバムを持っての4Daysライブ。ライブは少し遠い方も多いと思いますが、その分それぞれ内容も変えたりしていきたいと今からあれこれ考えています。この後、ツアーをすぐにやる予定はないので、この4Daysライブを2年間の集大成ともいえるスペシャルなライブにし、最高の瞬間を皆さんと過ごしたいと思っています。