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アクセス回数：20回

箱舟の部屋

作詞	anemone
作曲	anemone
唄	アネモネ

洗いたてのシャツが風を孕んでいるよ
この部屋は僕らをのせた箱舟という
君のでたらめな歌が甘く響く
つまらない午後がたまらなく好きだ

ふたりで蒔いた種が花を咲かせているよ
したたかな緑は正しく太陽めざす
すこしはみだしていたってらしく在ろう
躊躇わずに

また夏がくるよ
休みをあわせていつか話していた映画をみようよ
明るいうちからシャンペンをあけて
不設楽ムードでわたしを酔わせて

留守番しているとき不意に君を想うと
何度か現実に電話のベルが鳴った

まるでテレパシーみたいに
想うことが時空を超えている
よくもわるくも

テレビでは誰かがまた生命を失った
どうしてもいつかは君とも別れていく

ひとつわがままをきいて
永眠るときはそばにいてね

この世でいちばん箱舟に近いこの部屋に満ちた勢い燃やして
ぐっと根をはった光沢をおびた裁くことのない
暮らしをしないか

また夏がくるよ
休みをあわせていつか話していた映画をみようよ

明るいうちからシャンペンをあけて
不設楽ムードでわたしを酔わせて

箱舟の部屋で

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